お葬式・回忌法要に適した、子供の喪服と礼服マナーを紹介いたします。
子供の喪服(礼服)とは?
まず、お葬式や法事の際、子供は喪服(礼服)は必ずしも必要ではありません。
冠婚葬祭、入学式等で着まわせるフォーマル服を購入される方はいますが、基本的な服装マナーを押さえれば、必ずしも一式揃える必要はありません。
中学生以降は制服があり、制服がそのまま正装となるので困ることはありません。ですが、5歳くらい~小学生までは私服が多いので、喪服となる服装に悩んでしまうと思います。
幼児~小学生の葬儀服装マナー
※ 制服がある場合は、制服が正装になります。
制服がない場合では、黒系でまとめた服装や、制服っぽい服装を着用させます。また、冠婚葬祭全般で着まわしできるものを用意すると良いでしょう。
※ 子供向け礼服ブランドで揃えられる方など、ご家庭により様々です。
■ 靴や靴下
靴は、黒の革靴、スニーカーなら白、紺、グレーなど、控えめな色なら問題ありません。 ピンクなどの派手な色は避けてください。
靴下は黒色がベストですが、白やグレーなど無地の靴下が無難でしょう。
男の子のコーディネート
男の子の喪服にできる服装は、白シャツに黒・紺・グレー系のズボン&ジャケットです。サテンのような光沢のある素材は避けます。
なお、小学校低学年までなら半ズボンでも可とされています。
靴下は黒・白・紺・グレー系で、アンクルソックスはNGですのでお気を付けください。
靴は黒色ベターですが、派手な色や奇抜ではないスニーカーも大丈夫です。ローファーも子供であれば問題ありません。
※ コーディネートは全て無地か、ワンポイントまでの控えめなデザインとします。
※ キャラクターデザインは避けましょう。
女の子のコーディネート
女の子の喪服にできる服装は、白の襟付きブラウス、黒、紺、グレーのスカートやワンピースです。サテンのような光沢のある素材は避けます。
靴下は黒・白・紺・グレー系で、膝上丈のニーハイソックスやルーズソックスはNGです。
黒色の靴がベストですが、派手ではないスニーカーもOKです。ローファーは問題ありませんが、サンダルやミュールはNGです。
※ コーディネートは全て無地か、ワンポイントまでの控えめな柄とします。
※ キャラクターデザインは避けましょう。
※ ミニスカートにならないよう気を付けましょう。
まとめ
子どもの喪服選びで注意するポイントはありますが、大人ほどの制限はありません。
近年ではアットホームな家族葬も増加し、子供の服装にも拘わる皆様は減少傾向となっていますが、控えめな服装をさせるのが現在でも無難です。